私はかつて小泉純一郎氏の『郵政省解体論』(梶原一明氏との共著)、『官僚王国解体論』、飯島勲氏の『永田町の掟』(刊行時は「豪徳寺三生」のペンネーム。後に『代議士秘書』と改題され講談社より文庫化した時には本名で刊行)を担当しました。
ここれはその当時のことを書いたものです。

『郵政省解体論』という本ができた経緯と小泉純一郎氏の人となり。ワルではあるが魅力的で、煮ても焼いても食えない「究極の世間ずれ」タイプの飯島氏。
いずれも新聞記者も知らない話、あるいはマスコミには出ない話を満載。

ちなみに当時、私は小泉氏が総理大臣になって郵政省が本当に民営化されるとは思っていませんでした(なにしろ自前の派閥も持っていなかったので)。

『官僚王国解体論』の最初の章は「小選挙区制度亡国論」です。
小選挙区制度が導入される時、与野党(共産党をのぞく)、そしてマスコミをあげて「政治改革=選挙制度改革」であり、反対するのは守旧派だというレッテル貼りが行われましたが、自民党内でただ一人反対していたのが小泉氏です。
そして、この本で小泉氏が指摘した小選挙区制度の問題点は、現在の閉塞的な政治状況と見事なまでにつながります。
無論、小選挙区制度を最大限に利用したのは小泉じゃないかという批判はあるでしょう。
しかし、すでにできてしまった制度の効用を最大限にするのは、政治的には間違いではないともいえます。

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回

↓の動画は、かつて島田紳助が「CLUB紳助」という番組で、小泉氏をゲストに招いた時のもの。『官僚王国解体論』も紹介されています。この番組がオンエアされて、本が売れ出しました。それは後の小泉ブームのかすかな予兆だったかもしれません。